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世界各国で愛され続ける、マルティナの5つの魅力

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モノづくりに確固たるこだわりを持つドイツで長きに渡り支持され続け、現在は世界11カ国で展開されているマルティナ。確かに原料の厳選や、手間ひま惜しまぬ製造プロセスなどは、長年愛されるブランドの条件です。しかし、毎月たくさんの新製品が発売される化粧品の世界で飽きられることなく、「使ってきて良かった」と愛着が増すブランドというのはそうありません。愛されるマルティナ、そのアイデンティティを形成する5つの魅力をご紹介しましょう。

1 有機ハーブのブレンドとウールワックスの組み合わせ

幼い頃、犬に噛まれ傷を負ってしまったマルティナ女史。後にハーブを処方したクリームを使ったところ傷跡が薄くなり、ニキビ跡などが消えてしまうという体験をしたそう。これがブランド誕生のきっかけであり、そのクリームに使われていたのが羊毛から採れるウールワックス(ラノリン/羊油)です。

精製されたウールワックスは、お母さんのお腹にいる時に包まれている“体脂”とよく似た性質の油脂。肌との親和性が高く、うるおいの蒸発をキープ。赤ちゃんの時から使えるやさしさで、ヨーロッパでは授乳時のお母さんの乳首ケアやおむつかぶれの予防、術後の傷口を保護する目的でよく使われています。

オーガニックコスメというと、とかく植物原料だけにスポットライトが当たりがちですが、マルティナは“100%自然界にあるもの”という、よりホリスティックな視点から原料を選んでいます。植物がもつさまざまな働き+ウールワックスによる治癒力をサポートする働き。この相乗作用を持ったマルティナのクリームはブランドの顔であり、脈々と受け継がれてきた自然療法の説得力として、多くの人が「やはりマルティナに戻る」理由のひとつといえそうです。

2 厳しいオーガニック基準 デメター認証の取得

マルティナではミツロウも使用していますが、ミツロウを得るためのミツバチの生育環境も含め、厳しいオーガニック認証であるデメター認証を取得しています。デメターには、「宇宙や自然のリズムに即したバイオ・ダイナミック農法こそ、人間の身体・健康にふさわしい」という考えがあります。

それは、化学的な農薬や肥料を使わない、という通常の有機農法とは一線を画すもの。植物は遺伝子組換えやナノテクノロジーが施されていないもので、その植物を最大限に健康で活性化された状態に導きます。この独特な農法で育てられていることがデメター認証の条件。ドイツでは、消費者にとってデメター認証マークがオーガニック食品のマークの最高峰といえます。化粧品については、デメター認定原材料を66%〜90%含んでいないと認定がおりません。

3 バイオ・ダイナミック農法で育てられた植物原料

有機的=オーガニックとは、太陽や月といった天体の動き、動物と植物が共生する環境、自然界にめぐる連動性まるごとを指します。ドイツの哲学者であるルドルフ・シュタイナーが提唱した「バイオ・ダイナミック農法」とは、こういった、天地全体を調和させているような精妙な力を利用した有機農法です。

自然の摂理に合わせた種蒔きや収穫、月などの惑星と地球の位置関係は、植物に含まれる有効成分の量や水分量などに影響を及ぼしています。植物の栄養となる養分豊かな土には水と微生物が不可欠で、害虫などに食べられることなく健やかに育つには周辺に棲む動物の協力なども必要です。そしてマルティナは、このバイオ・ダイナミック農法とともに、植物に秘められたエネルギーをいっそう高める、こだわりの製法も採用しています。その製法については、次の項目でお話しましょう。

4 植物のエネルギーを高める古代の製法、スパゲリック法

マルティナのスキンケア製品は、合成の香料、着色料、防腐剤や乳化剤などを使っていません。100%天然成分でありながら、安定した品質を保つことができたり、肌なじみがすばらしいのは、植物のブレンドによる工夫はもちろん、古代から伝わる製法、スパゲリック法という製造法のおかげでもあります。

スパゲリック法もまた、天体の周期に合わせて行う方法です。発酵や蒸留のタイミング、温度や撹拌の回数なども、植物のエネルギーが高まるよう厳密に決められた中でエッセンスが抽出されていきます。製造にとって重要な水も、地下14mから汲み上げられるバイエルンの名水を使用。 太古の氷河が汚染されることなく偶然そのまま残っていたという、植物に内包される情報(波動)をいきいきと肌に伝えるのにふさわしい清らかな水です。

5 さまざまな肌タイプに対応できるラインナップ

マルティナのスキンケアは、肌が健やかに自立できるように導くシンプルケア。朝は、クレンジングミルク、ローション、ミルク(お好みでミルクにクリームを混ぜたり、クリームを重ねて)の3〜4品。そして夜は、クレンジングミルクひとつで完了。睡眠中に行われる肌自身の新陳代謝を邪魔しないという潔さ。その上で、きちんと“なりたい肌”に合わせた選択肢も用意されています。

乾燥が気になる肌には、肌の再生力を促してうるおわせるローズ。テカリと乾きが混在する肌には、皮脂のバランスを調整するサルビア。敏感肌なら、アルコールや香料フリー、シアバターなどで肌を保護するミニマム処方のシアーナ。ストレスフルなお疲れ肌には朝鮮人参のエキスを用いたジンセナ。年齢とともに衰えるハリ弾力の強化にはハッピーエイジ。これらのシリーズのほか、角質ケアやマスク、マッサージオイルなど、さらに透明感を引き出しキメを整えるアイテムも充実。また、ハンドケアやベビー&キッズ製品と、家族全員でお世話になれるきめ細かなラインナップとなっています。

まっすぐ通った背骨を持ちながら、人種や年齢を超えて柔軟に対応できる懐の深さ。安心感、心地よさ、結果をすべて妥協しないマルティナが、各国のスキンケア通を納得させ続けてきたのは、当然の流れだったのかもしれません。

いしずか久見子 (いしずか くみこ)の画像

いしずか久見子 (いしずか くみこ)

美容ライター(石塚久美子 名義で活動)/セルフケアコンシェルジュ。1998年より、ライターとして化粧品トレンドや美容法、国内外のメイクアップアーティストの取材を担当。長年の経験から、皮膚の生理機能やエネルギー代謝、体の使い方の重要性を感じ、執筆の傍らタイ式ヨガ“ルーシーダットン“を学び2009年に講師活動をスタート。また、食の見直しが自身の体質改善に役立ったことから、分子整合栄養医学の講座を受講。栄養医学の資格を取得し、現在は健やかな心身のためのセルフケア情報のキュレーションに邁進中。

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