今、空前の?と言って良いほどオーガニックがブームになっています。
WEBやSNSで大量に情報をキャッチできるからこそ、自分にとって本当に必要な情報の取捨選択は不可欠ですが、それでも色んな人の口コミや価値観に触れる事ができるようになったのはとても良い傾向。だからこそ、オーガニックの良さも着実に広まって受け入れられてきたのではないかなと思っています。
私のサロンでは一般のお客様に“自分の肌に合うスキンケア”をマンツーマンでレッスンしていますが、「そもそも何が自分に合うのかわからない」とアイテム難民の方がとても多く、やはりそういう方は乾燥・赤み・くすみ・毛穴などのお悩みが尽きない方がほとんど。なのでまずは、お肌とはどんな性質なのか、そして何が必要なのかという点を踏まえながら“ご自身の肌をしっかり理解する”というところから始めます。その上で“この製品は何のために使うのか”と目的意識を持ってアイテムを使うことによって、なんとなく使っていた時よりも格段に肌への影響が変わってくるのです。大事なのは、なぜそれを選ぶのかという【判断軸】が自分の中にきちんと備わっているかどうかという事。
化粧水や乳液・クリームなどの特徴や、それに求める効果をしっかり判断軸として持つことで、何百とあるアイテムの中から“本当に自分に合う(自分の肌が欲する)アイテム”が見つけられるようになります。その判断軸のひとつになるのが“オーガニック”というキーワードです。
私自身、人も自然の一部だと思っています。現代ではなかなかそう感じにくい社会になってしまっていますが、やはり自然を無視して離れすぎてしまうと、身体にも心にも不調が出やすくなってしまうのも事実。最近はようやく、月の満ち欠けや季節に合わせた過ごし方、食養、自然療法などを意識する方も少しずつ増えてきたようにも思いますが、どれも自然界のリズムを大切にしたものです。それと同様に、人も自然の一部なので、年齢と共に足りなくなってきたものや衰えてマイナスになってしまっている部分は、できれば自然に近いものでサポートしてあげた方が肌に対して優しい気がするのは私だけでしょうか。(とはいえ、自然の力はしっかりしているので、ダメージを受けすぎた肌には強すぎてしまう事もあるので要注意です。)
ブランド名や成分も大事。でももっと大切にして欲しいのが、使ったときの心地よさや気持ちいいと感じられるご自身の五感です。思わず深呼吸したくなるような心地よい香りのクレンジングだったり、馴染むと肌が柔らかくなる感触を感じられる化粧水だったり。肌と一緒に自分の心までも満たしてくれるようなアイテムが、オーガニックを基準に選ぶととても多いと感じます。
私がマルティナを知ったのは10年以上前の事。初めて手にしたアイテムはアイクリームでした。目の周りは特に皮膚が薄いので、肌に優しい油分がしっかり入っているクリームは乾燥から守ってくれる心強い味方。洗い上がりの乾燥が気にならないクレンジングミルクも心地良いし、最近では生まれて間もない娘用にベビーオイルやクリームも使っています。
自分の肌を労ってあげられるのは自分しかいません。どうしてもルーティンになりがちな毎日のスキンケアですが、もしスキンケアの時間をめんどくさいなと感じていたら、それは自分にとって合うアイテムを使えていないかもしくは効果的な使い方ができていないから結果がでない、だから“めんどくさい”と思ってしまうのです。そんな時は、アイテムの選び方や使い方の基準を少し見直してみてください。大切なのは“自分にとっての正解”を見つけてあげることです。
自分に合うスキンケアが出来るようになると、スキンケアの時間と手間が本当に楽しくなりますよ。
Aimer DAIKANYAMAオーナー 新里沙智子
美容師7年を経てヘアメイクの道へ。
企業との仕事をしながらも一般のお客様をメイクすることにこだわり続け、現役時は年間300人以上をメイクし続ける。
2014年代官山に個人サロンを開業。マンツーマンのメイクレッスンが口コミで話題になり3ヶ月待ちになる。
2018年には著書【どんな顔立ちでも、ハッとするほどキレイになる】をインプレスより出版。
もっと沢山の人にスキンケアの大切さ、メイクの楽しさを伝えたいと2019年6月にAimer DAIKANYAMAをオープン。
外部サイトの口コミで圧倒的な高評価を得ている。二児の母。
https://www.instagram.com/sachiko_shinzato/
Aimer DAIKANYAMA HP