マルティナコラム編集担当が美容家Caoruさんをインタビューし更新。
スキンケアが楽しくなるヒントをお届けします。

湿度とスキンケアの関係

Caoru×Martina

6月がスタートし、梅雨の季節ももうじきといった感じでしょうか。

環境の変化やストレスでお疲れが出る方も多いと思いますが、とても大切なセルフケアのひとつであるスキンケアを引き続きていねいに行い、心身を整えていきたいですね!

クレンジングの選び方」「クレンジングの使い方」に続き、

気温に加え湿度も上昇するこれからの季節に気をつけたいスキンケアポイントをインタビュー形式でお届けします。

編集部:今年は特に気温の上昇が早く5月の時点で夏日と感じる日も多かったですね。

これから気温に加え湿度が上昇するにあたり、気をつけるべき点や対策はありますか?

Caoru:湿度の変化も身体や肌はとても影響を受けます。

熱がこもりやすく火照りの原因にもなったりしますので、湯船にゆったりと浸かるなどして熱を放出してあげると良いですよ。自律神経の乱れで熱がこもってしまうタイプの方もとても多いようです。

暑くなるとシャワーだけで入浴を済ませてしまう方もいらっしゃいますが、やはり湯船に浸かる習慣は美容と健康に役立ちますので、ぜひ意識してくださいね。

湿度が低いのはもちろん肌の大敵で、冬は加湿をおすすめしていますが、

日本には四季があり、梅雨の時期~夏は除湿対策が必須になりますのでご自宅では除湿器も活用することをおすすめします。

犬と一緒に生活されている方はよくご存知だと思いますが、

温度も湿度も高くなると、口を大きく開きハーハーとしますよね。

犬は体温調節のために汗を出す「エクリン腺」が足の裏にしかないため、熱くなった体を冷やすために口を開け体温調節をしているのです。

快適な湿度(肌にとっては60%ほどが快適と言われています)以上にならないよう、室内に湿度計を置くのがおすすめですよ。

編集部:入浴によって自律神経を整える役割もしてくれるので、ぜひゆったりとした入浴タイムを心掛けたいですね。

室内湿度は見落としがちな方も多いのではないでしょうか?エアコンをつけないと湿度が驚くほど高くなることも。これから梅雨の時期には特に気をつけたいですね。

逆に職場環境などによっては乾燥のお悩みもお聞きしますがいかがでしょうか?

Caoru:その通り。ビルの中などは基本空調(エアコン)がかかっていますから、逆に湿度が低く、乾燥してしまうケースも多いです。

持ち運べる湿度計もありますから、デスクなどに置いてチェックするのも良いでしょう。

湿度が低く、乾燥する時には、ローズクレンジングミルクを使い、その日のうちに水分油分のバランスを整えるケアをしてあげてくださいね。

その日に過ごした環境に対応したケアをする!ということを常に意識することが大切です。

編集部:この時期インナードライでお悩みの方も多くたくさんのご相談が寄せられます。

また、とろみのある化粧水を使っいらっしゃる方の中にもインナードライのご相談をいただくことが多いのですが、おすすめの方法をご紹介いただけますか?

Caoru:まずお伝えしたいのが、乾燥するのは秋~冬だけという概念は捨てるということ。

そして、乾燥によるインナードライも、汗をたくさんかいたことによってインナードライを引き起こしている時も、まずはクレンジングの時点で水分油分のバランスを整えることが重要です。奪われてしまった分、しっかり必要な成分をクレンジングしながら与えると肌の柔らかさが戻ります。肌が柔らかいということは、水分油分のバランスが良いということ。

常にご自身のお肌が柔らかくキープできているかどうかを感じてくださいね。

とろみのある化粧水は、特にお忙しい方が好む傾向にありますが、落とし穴が隠されているのも事実。

表面を覆いつるっとした仕上がりになる成分が配合され、少量で肌がうるおったような錯覚をしてしまうので、結果水分不足になり、インナードライになり弾力が失われてしまうケースが多いのです。

肌は表面上だけの問題ではありませんね。

化粧水には必要な水分を与え、キメを整える本来の役割があります。

フレッシュなフローラルウォーターなどがバランスよく配合されたものをたっぷり使い、肌の基礎を整えるケアがおすすめです。

マルティナの化粧水はさらっとしたテクスチャー。肌が必要な分だけぐんぐん浸透していくのを肌で感じていただけると思います。乾燥している時には、繰り返しスプレーして、じっくりプレスして浸透させる、これを繰り返し行い、その後は乳液やクリームなどその日の肌に必要な分だけ使用することで、水分油分のバランスが整い、弾力があって理想的なもちもちの肌が叶います。

オールインワンなどのアイテムもありますが、やはり必要なものをじっくりと繰り返し与えていくという方法に勝る美容法はないでしょう。

編集部:ありがとうございました。化粧水・乳液・クリームなど時間をかけてプレスして浸透を待つ。このていねいなケアが美肌に繋がっていくのですね。

ぜひIGTVをご覧いただきながら、一緒にていねいなスキンケアを実践して、

健やかな肌で過ごしましょう!

次回もどうぞお楽しみに。

美容家 Caoruの画像

美容家 Caoru

バンタンデザイン研究所:ヘアメイク科/フェイシャル専科講師
日本エステティック業協会 AEA 認定講師
日本エステティック業協会 AEA インターナショナルエステティシャン

大手エステティックサロンにてエステティシャン~スパマネージャーを歴任、技術とホスピタリティなどの経験を積み、各界の VIP や有名女優を担当しゴッドハンドと言われる。
その後美容商社、化粧品メーカーにて海外ブランドのナショナルトレーナーとして国内のサロ ンへ講習を担当する。
フランス・パリ、イタリア・ミラノの美容学校との提携にて海外のフェイシャル、ボディテクニックを習得後、独立し、美容コンサルティングとしてホテルスパ、化粧品メーカーなどのコンサルティング、美容学校、プロの技術者向けに技術指導をするかたわら 2017 年スキンケアアプリ開発監修を行い現在に至る。

https://leclat-beauty.com/

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