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植物を五感で感じて。 自分を知るほどに美しくなるスキンケア

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コラム

植物療法は、中世のヨーロッパの修道院でハーブを育て、治療に使うところから大きく発展してきた。植物の芽、茎、葉っぱ、花、根っこ…これらの部位にはそれぞれ薬効があり、様々な症状に使う事ができる。このハーブ達に、自然に、どれだけ人類が助けられてきたかわからない。やがて科学の進歩に伴い、黄金比率や組み合わせ、配合のバランスなどが解明され、現在に至っている。

植物療法は、免疫力を上げ、再生力を高めながら、肌を癒し、心を癒し、身体をいたわり、肌を含め、心身共に美しい状態に導いて行く。

マルティナはこうしたホリスティックな植物療法の考えを取り入れ、環境面にも配慮したオーガニックコスメブランドとして、多くの人に愛されてきた。

人智学者、ルドルフ・シュタイナー氏が提唱する、地球の、宇宙のリズムに沿い、植物の生命力を最大限に引き出す“バイオダイナミック農法”により育てられた植物原料や、地下14mから湧いた、美しいバイエルンの水を使って製品は作られている。天然由来100%の成分にこだわり、できるだけ自然の法則に従い、自然にあるもので、肌の潤いを守りながら肌に不必要なものを落とし、必要な栄養素だけを肌に届けるシンプル処方のもとに、原料基準に厳しいデメター認証も受けている。

特にマルティナが大切にしているのがクレンジングだ。ここでいうクレンジングは「落とす力」だけではない。「肌に向き合う力」を持たせること。

滞っているところに何を入れても吸収されない。汚れが詰まっているところに、何を与えても入らない。それは、心も同じ。

滞ってよどんでいるところから、クリアな発想は、素直な心は生まれない。心も身体も肌も同じ。落とすというプロセスをしっかり踏むことが、再生力を高め、本来の美しさを最大限に引き出す。このホリスティックなアプローチこそが植物の力であり、マルティナの力。

乾燥が気になる人、肌がデリケートな人、艶とハリを求めている人、エイジングケアしたい人に、それぞれ効果を発揮する植物を厳選してバランスよく配合。

ローズはアンチエイジングとして有名だが、殺菌作用も高く保湿効果も抜群。

ハイビスカスは、保湿、収れん作用を持つ。ヨーロッパでインフルエンザの特効薬とされるエルダーフラワーは、肌を柔らかくし、引き締める作用がある。フユボダイジュは保湿をはじめ、血行促進や抗菌、抗炎症作用と幅広い。アンチエイジングや更年期に素晴らしい効果を発揮するアダプトゲンハーブ、高麗人参にはサポニンが多く含まれ、抗酸化作用に優れ、血流を促し、肌細胞を活性化。デトックス作用が期待できるセージ葉エキス、抗炎症作用で有名なカレンデュラ、肌に弾力を与えるキャッツクローなど、この他にも、様々な植物のタッグにより、肌別に分かれて効能をもたらす。

こういった左脳で感じる植物の効能を知る事も大切だ。でも、まず感じてほしいのはクレンジングミルクを使った時にわき上がる植物の感性。それは、オリーブオイルやシアバターベースのなめらかなテクスチャーであり、精油が織りなすふくよかな香りであり、植物エキスが細胞を活性するような感覚。右脳が自然に突き動かされるような、自分の中の五感を癒す植物の潜在的な力だ。

とろけるようなミルクで、ゆっくりゆっくり3分ほど、マッサージしながら、自分の1日と自分の肌と心と向き合う。そうしていると、こわばった心も肌もほぐれていくのだ。すすぎ終わった後肌は、驚くほど柔らかく、しなやか。疲れきった心も一緒に洗い流されて、煮詰まった脳も一緒にクリアになる。

マルティナは、忙しい現代人に自分の肌と向き合う時間を持ってほしいという観点から、クレンジング時にマッサージすることを推奨している。

基本はクレンジングだけで終われる肌。もし、その時に肌の状態が少し乾いていたら、みずみずしいローションやなめらかな乳液やクリームを足す。1日1日肌は同じじゃない。ストレスやホルモンバランス、外的刺激など、様々な要因で揺らいでしまう。だからこそきちんと肌を触り、肌を知り、肌状態に応じてその日だけのレシピを自分で作り上げることが重要。これが実は、トラブルをできるだけ起こさないように予防し、1番肌をベストな状態に導く最善の道。それが、マルティナの考える“自分と向き合うスキンケア”。

植物の力を借りて、あなたの右脳と左脳で自分に向き合い、そして五感で感じてみてほしい。今までには感じられないような手応えがきっと得られるはず。

久保直子 (くぼ なおこ)の画像

久保直子 (くぼ なおこ)

ウェルネス&ビューティジャーナリスト
/植物療法士

美容ライター歴14年。その中で結婚、妊娠&出産を経て、女性の体やメンタルに起こる様々な変化を自身で体感し、大切なのはメンタル、心と身体のバランスだということに行き着き、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、スポーツアロマテラピストの資格を取得、ウェルネス&ビューティジャーナリスト、植物療法士として活動開始。

2013年には、パリ研修にて本場の植物療法を体感。アロマテラピー(嗅覚生理学)、ハーブ等の植物療法を始め、ホメオスタシス学(ホルモン、自律神経)、生理解剖学、栄養代謝学等幅広い分野を学び、女性のウェルネス&ビューティ、心身の健康についての教育を一生のテーマに独自のウェルネス&ビューティメソッドを確立&発信。カウンセリングを行い、や企業向け講演、イベントを手がける他、植物療法のセミナー講師やプロダクツ監修、美容監修、コンサルティング活動も。また、二児の母として、「mama café」を主宰し、ママサポート活動にも尽力。2015年の夏に、フィトテラピーをベースとしたアロマフィトエッセンス、香りのお守り「Beautiful mind」をプロデュース。

マガジンハウス「アンドプレミアム」、ビューティコンシェルにて連載中。
オールアバウトガイド

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